小川研究室は、関西学院大学大学院 文学研究科 総合心理科学専攻に属し、認知心理学、特に注意、記憶、感情、印象形成に関する実験心理学的研究を進めています。当研究室で大学院生として研究したい方、特に人間の心のはたらきを実証的に探求したい方は、ぜひ一度ご連絡ください。
研究室の雰囲気を知っていただくためにも、大学院入試を受験される前に、事前に小川まで連絡をとり、面談や大学院ゼミの見学をされることを強く推奨します。事前の連絡・見学なしに、入学試験を受験することはくれぐれもおやめください。
大学院への進学について
博士課程前期課程
入試について
関西学院大学大学院 文学研究科の大学院入試に合格する必要があります。学内進学者については、推薦入試制度を利用することも可能です。入試に関する詳細は、大学院の公式サイトをご参照ください。
求める資質
当研究室では、入学前の時点で高度な専門知識やスキルを持っている必要はありません。大学院で研究を進める上で必要となる知識やスキルは、入学後に意欲的に学んでいただければ問題ありません。ただし、以下の経験があることを前提とします。
- 大学の学部課程で心理学を専攻、または同等の知識を学んでいること。
- 卒業論文研究として、実験や調査といった実証的な研究を行った経験があること。
博士課程後期課程
入試について
関西学院大学大学院 文学研究科の大学院入試に合格する必要があります。入試は冬期に行われます。詳しくは大学院の公式サイトをご参照ください。
求める資質
前期課程で求められる資質に加え、以下の点を満たしていることが望ましいです。
- 自身の専門とする研究領域と、それに適した実験手法及びデータ分析手法を有していること。
- 修士論文研究を発展させ、博士後期課程での具体的な研究計画を立案できること。
- 学会での発表経験があり、学術雑誌への論文投稿経験があることが望まれます。
経済的支援について
関西学院大学では、大学院生の経済的負担を軽減し、研究に専念できる環境を整えるための支援制度を拡充しています。
博士課程後期課程:授業料実質無償化
2024年度入学者から、授業料相当額の奨学金を給付することにより、授業料が実質的に無償化されています。これにより、経済的な心配なく研究活動に打ち込むことができます。
博士課程前期課程:チャレンジ支援奨学金の新設
博士課程前期課程の学生を対象に、年間20万円を給付する「博士課程前期課程学生チャレンジ支援奨学金」が新設されました。この奨学金は、経済的な理由で進学を迷う学生を支援し、博士課程後期課程への進学を促すことを目的としています。
これらの制度の詳細は、大学の公式発表をご確認ください。
> 大学院 博士課程後期課程を実質無償化、博士課程前期課程向け奨学金制度を新設(関西学院大学)
社会人の方へ
社会人経験のある方を対象とした特別学生(社会人)入学試験制度があります。働きながら研究を続けたい、あるいは新たな専門知識を身につけたいという意欲のある方を歓迎します。
博士課程前期課程
大学卒業後、2年以上の社会的経験を持つ方が対象です。試験は専門科目と面接によって行われます。
博士課程後期課程
修士の学位取得後、2年以上の社会的経験を持つ方が対象です。
いずれの課程も、詳細は大学院の入学試験要項で必ずご確認ください。
学術振興会特別研究員・研究生など
日本学術振興会特別研究員(PD/RPD等)
当研究室では、日本学術振興会特別研究員(PD/RPD等)として研究活動を行う方を積極的に歓迎します。受入教員として小川を希望される方は、直接ご連絡ください。
研究生
留学生を含め、いかなる場合でも研究生は受け入れておりません。当研究室での研究を希望される方は、大学院入試に合格し、正規の大学院生としてご参加ください。
留学生の方へ
当研究室に興味をお持ちいただきありがとうございます。大学院生として当研究室への所属を希望される留学生の方は、上記の「大学院への進学について」の項目をまずご確認ください。
研究活動は主に日本語で行うため、研究遂行に十分な日本語能力があることが望ましいです。ただし、日本語でのコミュニケーションに不安がある場合は、英語での対応も可能ですので、その旨をお知らせください。
その上で、小川にメールなどで連絡を取る際は、以下の情報を必ず本文に含めてください。記載がない場合、返信できないことがありますのでご了承ください。
連絡時に必要な情報
- このページの内容を熟読し理解したことの明記
- 大学院の出願資格を満たしていることの明記
- 当研究室でどのような研究を行いたいか(具体的な研究計画)
- これまで自身が行ってきた研究の概要
- 他の研究室ではなく、当研究室を希望する具体的な理由
- 希望する進路(博士前期課程までか、後期課程まで進学希望か、など)
また、出願前には、原則として研究室にお越しいただき、ゼミ見学と面談を行います。これは、研究室の実際の雰囲気を知っていただき、ミスマッチを防ぐための重要な機会です。(※ なんらかの事情がある場合には、Zoom等でのオンライン面談も検討します)
このページの作成にあたり、大阪大学大学院 人間科学研究科 三浦麻子先生のウェブサイトを参考にさせていただきました。記して感謝申し上げます。