第04回 先行手がかり課題

それでは次に条件ファイルの作成に掛かります。条件ファイルはExcelで作成しますので、Excelを起動してください。

conditions試行の種類は、手がかりの呈示位置が3種類、ターゲットの呈示位置が2種類あります。これにSOAが4種類ありますので、これだけで組み合わせとしては3×2×4=24通りあります。まずこれを条件ファイルに入力します。手がかりの位置を「cue_loc」、ターゲット位置を「target_loc」、SOAを「soa」というラベルにします。刺激の位置はx座標の値(-300, 300, or 0)で、SOAとして入力する値はPolygon ComponentのStartの値として指定するので、ISIの1秒をプラスした値(SOAが400 msの場合は、1.4)を入力することに注意してください。さらに、それぞれの手がかりとターゲット位置から試行の種類(valid, invalid, neutral)もconditionとして入力しておきましょう。これがなくても実験はできますが、データ処理の際にあると便利です。

問題はキャッチ試行です。この試行ではターゲットが呈示されないのですが、Builderの中で表示の有無を条件で分けるのは少し面倒なので、単純に画面の外の座標(例:-3000)を指定して、ディスプレイの範囲の外には表示する(被験者には見えない)ようにします。SOAは適当な値で構いませんので、SOA=0 ms(値としては1)を入力します。これで、条件ファイルは完成です。「conditions.xlsx」などと名前をつけて、実験プログラム(psyexpファイル)と同じ場所に保存します。