第01回 まずはなにか実験を作ってみよう

インストールが終わりました。細かいことを説明する前に、さっそくなにか実験(のようなもの)を作ってみましょう。まずはざっと画面の説明です。

PsychoPyの操作画面

PsychoPyの起動画面

左上の大きな一番大きな部分が「ルーチンペイン」と呼ばれる領域です。ここでは実験1試行の中で呈示される刺激などのタイミングをコントールします。

下の部分は「フローペイン」と呼ばれ、実験全体の流れをコントロールします。ここでは、試行のループ(繰り返し)や、教示画面や反応フィードバックをどのように呈示するかなどを設定します。

右にあるボタンのリストは「コンポーネント」と呼ばれます。PsychoPyでは、刺激や反応の取得などのイベントをコンポーネントとして追加し、ルーチンペインで並び替えたりタイミングを操作することで実験の1試行をデザインすることができます。

実験の流れ

練習としてまずはとても単純な実験を作成してみます。注視点のあとに、ターゲット刺激が出たらスペースキーを押すだけの課題です。実験の流れとしては以下のような感じです。これを10試行繰り返して反応時間を計測してみましょう。