第02回 心的回転課題

少し本格的な心理実験を作成してみましょう。この回では心的回転課題(mental rotation task)の実験をPsychoPyで作成してみます。心的回転については「傾いた図形の謎」に詳しく論じられていますので、そちらを参照してください。

実験計画

実験の流れとしては、注視点が500 ms呈示された後に画面中央に回転したTまたはLが呈示されます。課題はbとdの弁別判断で、bであればカーソルキーの右キー(→)を、dであれば左キー(←)を押すこととします。反応後、正誤のフィードバックを500 ms呈示します。

回転角度は、0°, 60°, 120°, 180°, 240°, 300°の6種類とします。文字の傾きに応じて反応時間が増加し、180°をピークとした山形の関数が見られれば心的回転が確認できたといえます。

まずは1試行の流れを作る

刺激の呈示までは前回と同様に作成します。注視点、刺激はtextコンポーネントを使うといいでしょう。一試行の流れは以下のようになります。

刺激もテキストで表示しますが、ここは毎試行異なった文字が呈示されますので、そのように設定する必要があります。ひとまずは空白にしておいてください。

ここまでできたらファイルを一旦保存しておいてください。適当な場所にフォルダを作って、ファイルネームは「mentalRotation.psyexp」などとするとよいでしょう。この時プログラム名やフォルダ名に日本語(2バイト文字)を使うとプログラムが正常に走りません(エラーメッセージも出ずにプログラムが終了してしまう!)。よくやるミスなので、注意してください。